読書感想文1 高校生からわかるイスラム世界
会社を辞めたのもあり、今年は勉強の年にするぞーと意気込んでおります。
(辞めたことについてはまた別記事に記録予定)
イスラムについてずっと気になっていたので、いい機会ということで
図書館で本借りました。
池上さんの「高校生からわかるイスラム世界」
めちゃくちゃ読みやすかった。
実は井筒さんの「イスラーム文化ーその根底にあるもの」を先に読んでたけどカッコ書きが多すぎてか読みにくく
(自分の読解力に問題あり)、低年齢向けのもので探したらヒット!
イスラムの成り立ちや、中東問題の発端など、わかりやすくまとめてある為
何回も読み返さなくてもおおまかに理解できた。
本書は基本を理解するのにピッタリでした。池上さんありがとうございました。
政治的、歴史的な側面で書かれている部分が多く、宗教とはなんなのかを考えさせられた。
ほぼ無宗教みたいな私ですが、神にすがって生きてみたらまるっきり価値観変わるんやろうか…
宗教の違いで対立することって、解決策どちらかが妥協するしかないのかな。
その対立自体自分に置き換えて考えると理解できない部分も多く難しい…
あとユダヤ人のルーツとか今までの変遷もわかったけど、すごく悲運というか壊されたり迫害されたり辛い過去が多くて、胸がさかれるような気持ちになった。
でもそれに負けじと適応する力?を持っていて、人間的に強い。。
というか、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も実は同じ神だったとは。同じ神を信じるもの同士でもうすこし分かり合えそうなものなのに。
イスラムについては「人生を大いに楽しむ」みたいなことがコーランにあるように、意外に人情味があって寛容な宗教に感じられて、それが一番の驚きでした。
イスラム圏の生活や慣習などにもっと突っ込んだ内容も知りたいので、次はそういった本を探します。